M-12026-04-02
【特集】M-1歴代王者の系譜から読み解く、漫才シーンの「バチバチの進化」
圧倒的テンポと手数!「しゃべくり漫才」が正義だった時代
2001年、中川家さんが初代王者に輝いてからというもの、M-1は年末の単なる特番どころか、「全お笑いファンと芸人の人生を変える特大イベント」になりましたよね。
初期のM-1を振り返ると、アンタッチャブルさんやフットボールアワーさんのように、とにかく手数とテンポで圧倒する「超合金みたいな硬派なしゃべくり漫才」がひとつの最強の最適解でした。4分間という異常なほどの短時間で、いかに客席の空気ごと飲み込み、笑いの波状攻撃を仕掛けられるか。あの時代のヒリヒリ感、今見てもマジで鳥肌が立ちます。
笑い飯がぶっ壊し、NON STYLEが研ぎ澄ませた「システム」
そこから時代が少し進むと、笑い飯さんが持ち込んだ「Wボケ」という概念がすべてをヒックリ返しましたよね。さらに、NON STYLEさんやチュートリアルさんのように、漫才の「構造そのもの」を壮大な前振りにするシステム漫才が一世を風靡しました。
ただ面白いだけじゃない。「え、今のってそういう伏線!?」みたいな、視聴者の「お笑い偏差値」をテストするような知的な構成が、マジで評価されるようになったんです。審査員の松本人志さんのコメントひとつ取っても、あのヒリヒリした空気感はたまらなかったですよね。
マヂカルラブリーが切り拓いた「これは漫才なのか」論争と現在地
そして記憶に新しいのが、マヂカルラブリーさんが引き起こした『漫才か、漫才じゃないか論争』ですよね(笑)。あれ以降、錦鯉さんのような突き抜けた「超・人間力」の漫才から、令和ロマンさんのような「舞台の空気をハックする」超メタ的な漫才まで、マジで何でもありの【超・多様性の時代】に突入しました。
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